ルーマニアその1

  ルーマニアは東欧にあってラテンの血を引く開放的な国です。中世と現代が混在する街を離れると、昔ながらの村々が点在します。“スラブに浮かぶラテンの孤島”と呼ばれ、ローマに起源を持つこの国は、スラブ民族の文化に影響を受けながら他の東欧諸国とは異なる独特の文化を形成してきました。“バルカンのスイス”とも言われる美しき大自然を見ることができます。


<ブラン城>

ブラン城は、岩山の上にそびえ立つ古城で、1377年に築城されドラキュラ城としても有名です。トランシルバニアは古くから東西貿易の要衝で、さまざま な民族がこの地方の獲得にしのぎをけずりました。15世紀にこの地を治めたヴラド・ツェペシュ公は、敵対するオスマントルコの兵士を串刺しにしたことから非常に恐れられ、後年ドラキュラのモデルともなりました。現在は長年に渡り受け継がれてきた調度品などを3つのテーマに分けて展示しています。
    
 
    
 
   
 
    
 
   
ヴラド・ツェペシュ公  隠し階段がありました。   
   
 
窓から見える景色は絶景でした。 
    
 
   
 
   
    
 
   
 
   
    
 
城下は土産物店で賑わっていました。 

<ペレシュ城>
ペレシュ城はルーマニア中央部の町シナイアにある有名なドイツ・ルネサンス様式の宮殿です。1875年から8年もの歳月をかけて、カロル1世がルーマニア王室の夏の離宮として建てた宮殿として1914年に完成しました。ルーマニアの中では最も壮麗な城と称されるほど美しい城です。ペレシュ城宮殿内の部屋数は160はあるといわれ、噴水が設置された庭園からは、美しいシナイアの渓谷が一望できる観光客から人気の観光スポットの1つとなっています。 
   
 
    
 
   
 
   上空から見たポスターの写真
   
城内はカロル1世が集めた彫刻品、絵画などの美術品や、金銀、中世の武器などが展示される博物館になっています。  
   
   
    
 
内装はドイツとオーストリアの有名な芸術家によるものです。  
<ブカレストからブランへのバス移動>
ブカレストからシナイア、ブランショフを通り、ブランへバスで移動し、ブカレストに戻りました。往復7時間半ほどの行程でしたが、黄葉が美しく、放牧地や山々の景色を堪能することができました。 
    
 
 黄葉が見頃でした。  
   
教会と墓です。  道端の露店   
   
 
    
 
シナイアとブランショフの街を通りました。  
    
 
羊の放牧などのどかな風景でした。  
    
 
(2017.10.20撮影)