オリンピア

  オリンピアは,紀元前2000年頃から,全能の神ゼウスを祭る神域となり,紀元前8世紀頃,オリンピックの開催地となってからは,いっそうの発展を遂げました。しかし,ローマ皇帝テオドシウスの異教禁止令により,393年にオリンピックが廃止されてから衰退しました。さらに大地震や川の氾濫で地下に埋まってしまいましたが,19世紀末に始まった発掘調査により,その全貌が明らかになりました。

<オリンピア遺跡>

    
 
ゼウス神殿の跡  このようなゼウス像があったと考えられています。
     
ドリア式の柱の土台   
     
当時の姿の想像をパンフレットで説明していただきました。  パラエストラ(闘技場)の跡 
    
 
ローマの皇帝ネロが建てたアーチ型の凱旋門 古代オリンピック競技場…約192mのトラックが一直線に延びています。  
   
   
    
 
   
ヘラ神殿…紀元前650年頃に造られたギリシアで最も古いドリス式の神殿です。  
    
 
聖火の採火場 …4年ごとに開催されるオリンピックでは聖火の採火儀式が現在もテレビで放映されます。 
    
 
フィリッペイオン…紀元前338年のカイロネイアの戦いの戦勝記念に献呈した建物  当時の建物 
   

<オリンピア考古博物館>

 オリンピア遺跡内で発掘された数々の彫刻や陶器類などが時代別に展示されています。
   
   
ゼウス像  勝利の女神ニケ像   
   
オイノマオス王とペロプスの戦車競争の出陣の場面  
   
赤子のディオニソスを抱くヘルメス像  

(2014.7.8撮影)